図書館や書店でよく見かける『クジラがしんだら』。
いろいろな絵本賞を受賞していて評価も高いけれど、
「気になるけど、ちょっと難しそう…」
「うちの子には早いかな?」
と感じている方も多いのではないでしょうか。
わたし自身も、
と少し迷いながら手に取りました。
この記事では、6歳・4歳の子どもと実際に読んでみたリアルな反応や、「面白がったところ」「難しそうだったところ」などを正直にまとめています。
- 『クジラがしんだら』が気になっている
- 子どものリアルな反応が知りたい
- 何歳くらいから楽しめるのか知りたい
- 深海・生き物好きな子向け絵本を探している
『クジラがしんだら』が、お子さんに合いそうかどうかを考える参考になればうれしいです。
『クジラがしんだら』はどんな絵本?

この絵本は、クジラが死んだあと、海の中で何が起こるのかを描いた絵本です。
クジラの体に生き物が集まり、やがて骨だけになり、その骨のまわりにもまた生き物が集まる。
海の中で「いのちが循環していく様子」が、ストーリーとリアルなイラストで描かれています。
娘(年長・6歳)の反応

年長の娘が一番気になっていたのは、絵本の中の一節
というところ。
絵本の中では、クジラのからだは深海の生き物たちのごちそうになる。そして残された骨もまたホネクイハナムシの棲み処となるということが描かれています。
娘はその後、残されたクジラの骨はどうなってしまうのか、という部分に興味を持ったようでした。
絵本の最後にちょっとした解説ページもあり、そこには
- 骨が腐ると猛毒の物質が出ること
- それを栄養にする細菌が集まること
- その細菌を食べる生き物が来ること
- 最終的に100年ほどかけて、ほとんどなくなること
が、わかりやすく描かれています。
それを読んで、
と、納得した様子。
魚への興味がそこまで強くない娘ですが、ストーリーをしっかり受け取っているのを感じました。
6歳くらいになると、ある程度「死」や「いのちの循環」を理解しているようです。
息子(年少・4歳)の反応

一方で、魚好きの息子は「死」そのものにはあまり反応せず、
- ダイオウグソクムシ
- アンコウ
- カグラザメ
など深海の生き物が出てくるページで大興奮。
絵本の最後には、本に出てきた生き物の図鑑が載っており、そのページも食い入るように眺めていました。
そして後日、

深海にはカグラザメが住んでるよね
と、絵本に出てきた生き物の名前を口にするように。
4歳だとまだストーリーよりも深海の世界そのものに興味が向いた感じでした。
年齢による感じ方の違い
読んでいて感じたのは、
- 年長さんくらい → ストーリーを楽しめる
- 年少さんくらい → 生き物図鑑的に楽しめる
という違い。
年長さんくらいだと、この絵本のテーマである「死」や「いのちの循環」を理解できるようになる。
一方で年少さんくらいだと、まだ「死」の概念は難しく、図鑑的に楽しんだり、深海の生きものがクジラを食べているという部分にワクワクしたり。
同じ絵本でも、年齢によって刺さるポイントが違うのが面白いなと思いました。
図鑑とリンクした瞬間

この絵本を読んだあと、息子が持ってきたのがMOVE図鑑『深海の生きもの』。

絵本と同じページがあるよ
と言って見せてくれたのが、鯨骨生物群集(げいこつせいぶつぐんしゅう) のページ。
MOVE図鑑にも、絵本と同じ「鯨骨生物群集」を解説したページがあり、絵本と図鑑を行き来しながら深海の世界を楽しんでいました。
この流れが自然に生まれたのが、親としてはすごく嬉しかったです。
「クジラがしんだら」はこんな子におすすめ
- 深海の生き物に興味がある
- 図鑑が好き
-
少しずつ「いのち」について考え始める年齢
ストーリー重視の子にも、生き物好きの子にも、それぞれの楽しみ方ができる絵本だと感じました。
さいごに
「クジラがしんだら」は、「死」を怖がらせる絵本ではなく、
いのちはつながっている
ということを静かに伝えてくれる絵本でした。
深海の世界に興味が広がるきっかけにもなって、図鑑とも相性のいい一冊。
魚好きキッズのいるご家庭には、ぜひ一度読んでみてほしい絵本です。

